<完成ムービー>
Quicktime H.264 形式
基本編 03: 風に流れるパーティクルの表現(花びら)
(Add Forces・Wind Force・Gravity Force)



<はじめに>

今回は「風に流れるパーティクル」の表現を紹介します。
基本編01と基本編02の考え方とほとんど同じです。

パーティクルをオブジェクトやテクスチャ平面に置き換えることで
様々な応用が可能になります。

※「基本編01」 を作り変えていきます。STEP6まで作成。

パーティクルが発生しているグリッドを
カメラから見えなくなくくらい「左側」に移動させます。
さらにZ軸で90度回転させて右側にパーティクルが放出されるようにします 。

<サンプルシーンのダウンロード>
「Softimage | XSI 7.0」 シーンデータ
<スクリーンショットを見る>
「最終的に完成した ICE Tree」JPEG 形式
プリントアウトすると便利です。


<速度をランダムに>
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<パーティクルのそれぞれの速度をランダムにする>

●パーティクルのそれぞれの速度をランダムにするには
★『Randomize Around Value』を使用

○『Randomize Around Value』Value
   →『Emit from Surface』Speed

※プロパティを調整します。



<風>
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<風(フォース)の適用>

●フォースを使用するには
★『Add Forces』を使用

○『Add Forces』Execute → 『ICE Tree』

●風を適用するには
★『Wind Force』を使用

○『Wind Force』Force → 『Add Forces』 Force1

●風の方向をランダムにするには
★『Randomize Vector by Cone』を使用

○『Randomize Vector by Cone』Vector → 『Wind Force』 Wind Direction

※プロパティでパラメータを調整します。


<ゆらぎ>
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<落下運動にゆらぎを与える>

●フォースにゆらぎを与えるには
★『Turbulize Aroud Value』を使用

○『Turbulize Aroud Value』Value →『Add Forces』Force3

※プロパティでパラメータを調整します。


<リジッドボディ>
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<パーティクルが互いに食い込まないようにする>

●パーティクルが互いに食い込まないようにするには
★『Simulate Rigid Bodies』を使用

○『Simulate Particles』と『Simulate Rigid Bodies』とを入れ替えます。

※パーティクル同士が衝突するようになります。



<花びらオブジェクトを準備>

●花びらのオブジェクトを5つ用意
●花びらのオブジェクトをグループ化


<置き換え・完成>
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<花びらオブジェクトで置き換えて完成>

●『Set Instance Geometry』
※プロパティのGeometry Instancing Parametersで
STEP6で作成したグループを指定します。

●『Randomize Value by Range』
※Min ValueとMax Valueにそれぞれ0と4を入力

※Softimage | XSI 7.0 英語モードで作成。
※1920x1080 pixel (29.97fps) デュレーション:240フレーム
※レンダリング時間節約のために「ハードウエアレンダリング」を使用。
※ライティングやマテリアル、レンダリングの設定は各自で調整してください。