<完成ムービ−>
QuickTime 形式
(420 KB)
制作例 54: ライトフローの表現2
(AE6.0 PRO & Trapcode Particular)

AE-TIPS 54 : Adobe After Effects CS5 (10.0.2.4)
Resolution: 640x480
Third-Party AE Plugins:

- Trapcode Particular & Shine
Third-Party Footages:
- No Use



<画像の準備1>

今回はライトフローの表現パート2です。
「iPod」のCM風な
3次元空間に光のスジが描かれていく表現を紹介します。

まず、はじめに空間内を移動する画像を準備します。
Photoshop等で画像を作成し、AfterEffectsで読み込みます。

コンポ名:AE54-1_iPod-nano-orange
サイズ:27×60 pixel
デュレーション:300




<画像の準備2>

パーティクルのブラシとして使用する画像を作成します。
Photoshop等のレベル補正を使用して、
STEP1の画像から、ハイライト成分だけを取り出します。
その画像をAfterEffectsで読み込みます。

コンポ名:AE54-2_iPod-nano-light
サイズ:27×60 pixel
デュレーション:300


<ウィグラー>
QuickTime 形式
(23 KB)


<ウィグラー>

新規コンポを作成します。
コンポ名:AE54-3_iPod-Wiggler
サイズ:640×480 pixel(59.94 fps)
デュレーション:300

新規カメラ作成し、STEP1の画像をコンポに入れます。
画像をランダムに揺らすため、STEP1のレイヤーには
位置プロパティにエクスプレッションを使用して
wiggle(2,180) と入力します。

カメラも同様にランダムに揺らすため、
位置プロパティにエクスプレッションを使用して
wiggle(.2,180) と入力します。
※カメラには、これとは別にキーフレームを使用して
 前後に移動するアニメーションをつけています。


<タイムラインウインドウを見る>


<パーティクル>
QuickTime 形式
(273 KB)
<他のパーティクル例>
QuickTime 形式
(755 KB)


<パーティクルの適用>

新規コンポを作成します。
コンポ名:AE54-4_Particular
サイズ:640×480 pixel(59.94 fps)
デュレーション:300

STEP3からカメラレイヤーをコピー&ペーストします。

新規ライトを作成し、名前を
「Emitter」にします。
位置プロパティにエクスプレッションを使用して、
comp("AE54-3_iPod-Wiggler").layer("AE54-1_iPod-nano-orange").position と入力します。
※これでSTEP3のウィグラーアニメとリンクします。

新規平面を作成し、
エフェクト > Trapcode > Particular を適用。
STEP2をコンポに入れ、カスタムシェイプとして使用します。
ライトの位置からパーティクルが発生するように
パラメータを調整します。

※このほか、背景や床も作成しています。


<エフェクトウインドウを見る>
「Trapcode Particular」
<タイムラインウインドウを見る>




<レンズフレア>

画像の中心にレンズフレアを作成します。
あとでパーティクルの先端を光らせるために使用します。

コンポ名:AE54-5_Flare
サイズ:640×480 pixel(29.97 fps)
デュレーション:150


<フラクタルノイズ>
QuickTime 形式
(174 KB)



<フラクタルノイズのアニメーション>

STEP7のコースティックで使用する
フラクタルノイズ素材を作成します。

新規コンポを作成します。
コンポ名:AE54-6_Fractal-Noise
サイズ:640×480 pixel(29.97 fps)
デュレーション:150

新規平面を作成し、
エフェクト > ノイズ > フラクタルノイズ を適用。
キーフレームを使用してアニメーションを作成します。

<エフェクトウインドウを見る>
「フラクタルノイズ」
<タイムラインウインドウを見る>


<コースティック>
QuickTime 形式
(368 KB)


<コースティック・色付け>

新規コンポを作成します。
コンポ名:AE54-7_Caustic
サイズ:640×480 pixel(29.97 fps)
デュレーション:150

STEP3からカメラレイヤーをコピー&ペーストします。
STEP6をコンポに入れて、目玉をオフにします。
STEP4をコンポに入れて、
エフェクト > シュミレーション > コースティック を適用。
パラメータを調整します。

STEP5のレンズフレアをコンポに入れます。

位置プロパティにエクスプレッションを使用して、
comp("AE54-3_iPod-Wiggler").layer("AE54-1_iPod-nano-orange").position と入力します。
※STEP3のウィグラーアニメとリンクしています。

※詳細な設定はタイムラインウインドウの
  スクリーンショットを参照してください。
※工夫次第で、床や反射効果をつけることも可能です。


<エフェクトウインドウを見る>
「コースティック」
<エフェクトウインドウを見る>
「レベル」
<エフェクトウインドウを見る>
「色合い」「グロー」
<タイムラインウインドウを見る>


<完成ムービー>
QuickTime 形式
(420 KB)


<完成>

最後にロゴアニメーション風の
テキストアニメーションを作成、追加すれば完成です。

今回紹介したパーティクルのカスタムブラシ機能は、
他にも応用がきくと思いますので、
色々と試してみてはいかがでしょうか。


<拡大画像を見る>
「640×480」

<Trapcode Particular についての詳しい情報は>
フラッシュバックジャパン(国内販売元) http://www.flashbackj.com/trapcode/particular/


<Trapcode Shine についての詳しい情報は>
フラッシュバックジャパン(国内販売元) http://www.flashbackj.com/trapcode/shine/