AfterEffects Laboratory 基本編 11
スクリプトでちょうちょを飛ばす
(エクスプレッション)
<完成ムービー>
QuickTime 形式
(137 KB)

AE-LAB 11 : Adobe After Effects CS5 (10.0.2.4)
Resolution: 640x480
Third-Party AE Plugins:

- No Use
Third-Party Footages:
- No Use

今回は実験的な意味も含め
エクスプレッションの機能を使用した「ちょうちょ」の作成方法を紹介します。
キーフレームを使わず、スクリプトのみでアニメーションさせています。

※Adobe AfterEffects 5.5J(Mac)を使用して制作

 ちょうちょの作成方法



<テクスチャの準備>

素材集などからちょうちょのテクスチャを準備します。
右側と左側の2つのテクスチャを用意してください。

アルファチャンネルが存在しない場合は、
Photoshopでアルファを作成するか、
AfterEffectsでマスクを作ってください。
※ちょうちょのテクスチャ



<素材を3D空間に配置>

床や背景用に新規レイヤーを作成します。
それらを「ちょうちょ素材」といっしょに
3D空間に配置します。

※ちょうちょ素材のアンカーポイントを
 回転の中心に移動させてください
※ライト透過のシャドウを適用すると効果的です。

<パラメータ>
タイムラインウインドウ
を見る



<ちょうちょのアニメーション その1>

サインカーブで回転させるという方法で
ちょうちょに「はばたき」のアニメーションをつけます。

ちょうちょの右側レイヤーの回転プロパティを
エクスプレッション状態にして(Optiion+クリック)
次の式を入力します。
 Math.sin(time*10)*50
同じように左側レイヤーの回転プロパティには
次の式を入力します。
 Math.sin(time*10)*50*-1
これでパタパタするアニメーションになります。

<サンプル>
QuickTime 形式
(118 KB)
<パラメータ>
タイムラインウインドウ
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<ちょうちょのアニメーション その2>

次に、より自然な動きに見えるように
上下運動のアニメーションを加えます。
位置をコサインカーブで移動させるという方法で
アニメーションを作成します。

ちょうちょの右側レイヤーの位置プロパティを
エクスプレッション状態にして(Optiion+クリック)
次の式を入力します。
 [320,Math.cos(time*10)*10+240,0]
左側レイヤーの位置プロパティには
右側の位置プロパティにリンクさせます。
(もちろん、同じ式をいれてもかまいません)

<サンプル>
QuickTime 形式
(119K)
<パラメータ>
タイムラインウインドウ
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<完成>

最後にカメラを回転させれば完成です。
「LAB10:カメラを円周アニメーションさせる」を参照
→ページを見る

エクスプレッションはホント奥が深いです。

※ちょうちょを移動させたい場合は
 ちょうちょレイヤーの親となるヌルオブジェクトを作成し
 それをアニメーションさせればオッケイです。

<サンプル>
QuickTime 形式
(137 KB)
<パラメータ>
タイムラインウインドウ
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