AfterEffects Laboratory 基本編04
矢印にシマ模様を流す
(ブラインド・ベジェワープ・ベガス)

AE-LAB 04 : Adobe After Effects CS5 (10.0.2.4)
Resolution: 640x480
Third-Party AE Plugins:

- No Use
Third-Party Footages:
- No Use

※一部内容が古い場合があります。ご了承ください。

今回は前回に引き続き「矢印ネタ」です。
作成した矢印に「シマ模様」を流す方法を紹介します。
(ニュース番組の解説画面や理科の教材ビデオなどで目にすることが多いですね…)

※更新情報:シェイプレイヤーを使用した方法は下記を参照してください。
「矢印にシマ模様を流す 【続編】」
http://www.ayatoweb.com/ae_lab/lab27.html


 矢印にシマ模様を流す方法<その1> テクスチャを使用



<シマ模様の作成>

はじめにシマ模様を作成します。
Photoshopでテクスチャを描いてもかまいませんが、
今回はAfterEffectsのみで作成してみます。
新規平面で「赤い平面」と「黄色い平面」を準備し、
上に重なったレイヤー側に「ブラインド」を適用します。
(エフェクト>変換>ブラインド)
この手法だと、幅の調節が楽です(笑)
<注意>左右がつながるような数値設定にしてください。
<パラメータを見る>
ブラインド



<シマ模様のアニメーション>

STEP1で作成したシマ模様を
「オフセット」を使用してアニメーションさせます。
(エフェクト>ディストーション>オフセット)
その後、ブラーをかけてシマ模様をぼかします。
※この段階より前でぼかしを適用してしまうと
 アニメーションさせた際に画面境界にスジがでてしまいます。
<アニメーション>
QuickTime 形式
(436 KB)
<パラメータを見る>
オフセット
ブラー(方向)

<矢印の方向が曲がっている場合>

矢印の方向が曲がっている場合は
STEP1で作成したシマ模様のアニメーションを
任意の矢印に対して変形させます。
あとはトラックマット(アルファマット)を使用して
矢印のアルファでくり貫けば完成です。

今回は「ベジェワープ」を使用しています。
(エフェクト>デョストーション>ベジェワープ)
※ 30〜90度くらいのカーブであれば「ベジェワープ」でOKです。
<矢印その1>
QuickTime 形式
(85 KB)
<パラメータを見る>
ベジェワープ

<サークル上のシマ模様アニメーションの場合>

矢印がサークル形状になっている場合は
「ベジェワープ」ではうまく変形できません。

きれいな円弧の矢印などは変形に「極座標」を使用します。
(エフェクト>デョストーション>極座標)

<矢印その2>
QuickTime 形式
(117 KB)
<パラメータを見る>
極座標

 矢印にシマ模様を流す方法<その2> ベガスを使用

<矢印のラインが細く、うねっている場合>

矢印アニメーションの項で制作した例のような
「細くてうねった矢印」の場合は
「ベジェワープ」や「極座標」では対応できません。

こういった矢印の場合は、「ベガス」を使用します。
(エフェクト>レンダリング>ベガス)
矢印素材でトラックマットするのは上と同じです。

この方法を使用すれば、
理科番組などで目にする「血管」「電気回路図」などは
簡単に作成できます。

<矢印その3>
QuickTime 形式
(76 KB)
<パラメータを見る>
ベガス