AfterEffects Laboratory 基本編 05
スタンダード版でグローを表現する
(ブラー・チャンネルシフト・色合い)

AE-LAB 05 : Adobe After Effects CS5 (10.0.2.4)
Resolution: 640x480
Third-Party AE Plugins:

- No Use
Third-Party Footages:
- No Use

※一部内容が古い場合があります。ご了承ください。

プロバージョンの重要な機能の1つに「グロー」がありますが、
いくつかの標準プラグインを併用することによって
スタンダード版でも似たような表現を得ることができます。
※ プラグインの直列処理が増えるためレンダリングは重たくなりますが…
プロ版を所有していない人や、
派遣先の仕事場にプロ版がなかったりする場合に有効かと思います。

 プロバージョンのグロープラグインとの比較

<赤色系のグローの場合>

簡単にやり方を説明します。
<1> 素材を準備する。「コンポ1」
<2> 「コンポ2」に「コンポ1」を入れる。
<3> ぼかし・チャンネルシフト・色合いを適用する。
  (パラメータは左のアイコンから参照可能)
<4> 「コンポ3」に「コンポ1」「コンポ2」を入れる。
<5> レイヤーモードをすべて「加算」にする。
<6> 「コンポ2」のレイヤーを2回複製する。

ぼかして色をつけたモノを元画像に対して「加算」でのせる…
というだけのコトですが、
結果はプロ版のグローよりも自然かもしれません。

<拡大画像を見る>
プロ版「グロー」との
比較画像(赤)
<パラメータを見る>
チャンネルシフト
色合い

<青色系のグローの場合>

手順としては、まったく上と同じです。
「色合い」に入れる色が違うだけです。

さらに上級のグロー質感を求める場合は
「色合い」の変わりに「コロラマ」を使用すると良いかもしれません。
(エフェクト>画像制御>コロラマ)
2色のグラデーションだけでなく、レインボーなど
任意のグラデーションでグローが表現できます。

<拡大画像を見る>
プロ版「グロー」との
比較画像(青)
<パラメータを見る>
チャンネルシフト
色合い

 パーティクルを使用したサンプルムービー

<パーティクルに今回のグローを適用> 参考資料

パーティクルアニメーションを作成したモノを準備し、
(サードパーティプラグイン「FinalEffectsComplete」を使用)
今回の手法で「グローエフェクト」を適用してみました。

プロジェクトの構成やパラメータ設定が非常に複雑になり、
処理も重たくなりますが、プロバージョンでの「グロー」と
見た目の違いは特にないかと思います。
<パーティクル>
QuickTime 形式
(400 KB)