テレビデザインの基礎知識 08
アナログVTRシステム一覧
(Betacam・BetacamSP・MII・VHS)

 アナログコンポーネント


1982〜
SONYが開発・オキサイドテープを使用・通称ベーカム
記録可能時間 90分(L)・30分(S)
画質には定評があり、幾年もの間 業界標準だった

Betacam SP(SONY UVW-1800)


1987〜
SONYが開発・メタルテープを使用・通称エスピー
記録可能時間 90分(L)・30分(S)
デッキにはプロダクション用のUVWとPVW
放送局用のBVWシリーズが存在する
Betacam SP(SONY PVW-2800)


1985〜
PanasonicとNHKが共同開発
記録可能時間 95分(L)・23分(S)
現在、NHKを除いてほとんど使用されていない

M2(Panasonic AU-66H)

 S-Video (Y/C分離)


1987〜
Victorが開発・VHSと同じサイズのテープを使用
記録可能時間 180分
VHS記録よりも若干画質が良い

S-VHS(Victor BR-S800DX)

 アナログコンポジット


1977〜
SONYが開発・オープンリール・プロ用VTR
記録可能時間 180分〜5分
かつての民放テレビ局の番組送出の基本フォーマット

1インチVTR(SONY BVH-3000)


1971〜
SONYが開発・3/4インチテープ・通称シブサン
記録可能時間 60分
古いシステムなので現在はほとんど使用されていない

UマチックVTR(SONY VO-8800)


1976〜
Victorが開発した民生規格・いわゆるふつうのVHS
記録可能時間 180分
世界中でもっとも普及していると思われる規格

VHS(SONY SLV-R555)


1975〜
SONYが開発・通称ベータ
記録可能時間 180分
画質には定評があり、根強いファンも多い

ED-Beta(SONY EDV-9000)


1989〜
SONYが開発・8mmテープ規格を拡張したもの
記録可能時間 122分
小型・計量でありながら高画質

Hi8(SONY EVO-9800A)

IMAGICA「映像用語辞典 五反田コレクション」
Panasonic「放送システム用語集」