AfterEffects Laboratory 基本編 07
タイムカウンタの作成方法 その1
(番号・ポスタリゼーション時間)

AE-LAB 07 : Adobe After Effects CS5 (10.0.2.4)
Resolution: 640x480
Third-Party AE Plugins:

- No Use
Third-Party Footages:
- No Use

※一部内容が古い場合があります。ご了承ください。

今回は「タイムカウンタ」について考察してみたいと思います。
タイムカウンタといってもいろいろな種類があり
年末のカウントダウンタイマーのようなもの、
陸上競技などでよく見るストップウォッチ形式のもの、
SMPTE形式のタイムコードのカウンタもあります。
これらのカウンタをAfterEffectsで作成する方法を
注意すべきポイントを整理しながら解説したいと思います。

※Adobe AfterEffects 5.5J(Mac)を使用

 タイムカウンタに適したフォント選び


※カウンタ用の数字フォント
はじめにカウンタに適した数字フォントを探します。
自分のイメージにあったモノをさがしてください。
フリーフォントのWEBサイトや
ダイナフォントに付属の「KEY FONTS PRO」に
デジタル数字書体が入っています。

■ KEY FONTS PRO「TIME」( ダイナフォントに付属 )
http://www.dynacw.co.jp/dynafont/index.html
■ LCD($21.00 )
http://www.myfonts.com/fonts/ef/lcd/
■ Quartz($19.95 )
http://www.myfonts.com/fonts/urw/quartz/

※こういったデジタルカウンタ系の数字フォントは
 AfterEffects内部で生成できるといいのですが。
(著作権の関係で難しいのでしょうね…)

※AfterEffects「番号エフェクト」用の数字フォントを自作しました。
DOWNLOAD ページでダウンロードできます)

 カウントダウンタイマーの作成方法
サンプルとして、60秒から正確に1秒ずつカウントダウンする
「カウントダウンタイマー」を作成します。
10秒くらいからのタイマーなら、数字の文字レイヤーを作成して
段々に並べてやれば簡単にできそうですが、
さすがに60秒とか10分という話になると
自動的にカウントダウンしてくれるようなコンポを作成したくなると思います…。
この方法を応用することで、いろいろなカウンタを作成できます。

※コンポジション設定は必ず「29.97fps」にしてください。



新規レイヤーを作成し
「エフェクト>テキスト>番号」を使用して
数字が「60」から「0」まで
1フレームずつ減少していくアニメーションを作成します。

※最後の「0」も入れるので
 コンポジションの長さは「61」フレームです。

※ エフェクト>テキスト>番号
 「値」のキーフレームは
 01フレーム:60
 61フレーム:0

<サンプル>
QuickTime 形式
(39 KB)
<パラメータ>
エフェクト>テキスト
「番号」



STEP1で作成したコンポを新規コンポに入れます。
コンポジションの長さを「1830」にします。
(1830フレーム=61秒)
1フレームずつのカウントダウンを
1秒ずつにするためレイヤーを
時間伸縮を使用して「3000%」にします。
(3000%=30倍)(1秒が30コマなので)

次に数字がきちんと正確な1秒ずつになるように
「時間>ポスタリゼーション時間」を適用します。
<注意>パラメータ表示は「30.0」になりますが、
    絶対に「29.97」と入力してください!

あとはお好みで味付けをすれば完成です。
今回は「グロー」と「ブラインド」を適用してあります。

<サンプル>
QuickTime 形式
(85 KB)
<パラメータ>
エフェクト>時間
「ポスタ時間」